ウェブカメラの衰退と使い道
- 2014.08.13 Wednesday
- 23:10
今から5年ほど前はウェブカメラがヒットしていた。
Skypeのビデオチャットが利用可能になって
1000円そこそこのものから1万円近いものまで
様々なウェブカメラがラインナップしていた。
しかし最近PCショップへ行くと
ウェブカメラコーナーはほとんどない。
気づけば衰退してしまった。
ウェブカメラ衰退の理由は
スマートフォンやタブレットの普及だろう。
ビデオチャットの主流は今やタブレット。
2万円前後から売られているタブレットは
フロントカメラを持ちお互いの顔を見ながら
利用することが出来る。
バッテリー内蔵、モニター内蔵なので
テレビやパソコンの前でなくても
Wifiが届く範囲内なら柔軟に利用することが出来る。
よく海外とビデオチャットを利用しているけど
模様替えした様子など家の中を歩きまわっても
利用することが出来て快適だ。
故に今はビデオチャットはタブレットが当たり前で
僕自身もPCでビデオチャットを利用することがなくなった。
今はウェブカメラを何に利用するのか。
ビデオチャットというメインの利用目的が
タブレットに奪われてからウェブカメラの利用目的が
なくなってしまった。
YouTubeなどで動画を上げてる人はウェブカメラを利用するようだ。
商品レビューなどYouTube動画は今や
それだけで生活している人もいるほど人気があるけど
それでウェブカメラは使われている。
ただ最近は高画質ビデオカメラを利用してる人が増えてて
ウェブカメラを利用する人は減少傾向。
僕がウェブカメラを買った頃は
ニコニコ生放送のニコ生車載が大ブームになっていた。
モバイル回線+ノートパソコン+ウェブカメラで
様々な場所からライブ中継をするケースが多かった。
車載映像などは結構カメラとしては過酷な条件なので
最上位クラスのウェブカメラが多く使われていて
夜間の利用などにも対応していた。
僕もそれに影響を受けてウェブカメラを買ったので
今も持っているウェブカメラは高性能モデルだ。
しかしネット配信も
今やスマートフォン1台があれば出来る時代になり
ニコ生車載は一時期に比べると減っている気がする。
今はウェブカメラだけど何に使われてるのだろう。
もう使われないから売れなくて
お店から消えつつあるわけだが
以前使っていたウェブカメラを他の人はどうしてるのかな。
僕は今1台はネットワークカメラとして利用してる。
NECの無線ルータのミドル以上のモデルには
USBカメラ機能を搭載する。
これはUSB接続のウェブカメラを繋ぐことで
ネットワークカメラとして利用できる機能だ。
スマートフォンからブラウザでアクセスすると
簡易的だけどカメラ映像を見ることが出来る。
640x480の毎秒1フレームが限界なので
動画として見るのは難しいけど
自宅の様子を見るのには最適だ。
使わなくなったウェブカメラの再利用にはもってこいで
スマートフォンからの利用に最適。
あとパソコンに常設して
外部からPCにアクセスした上で
ネットワークカメラとして利用する機能もある。
ただこの場合PCを起動しておく必要があるので
あまり実用的ではないけど
上記のNECの無線ルータには
PCリモート起動というものがあり
MACアドレスを登録しWake On Lanを有効にしておけば
スマホから自宅のPCを起動させることが出来る。
それでウェブカメラ映像を見られるわけだ。
見終わったらリモートデスクトップ操作で
PCをシャットダウンすればいい。
こうしたウェブカメラ的な利用は
僕はわりと使っていて
NASとの連携で録画させることも出来る。
ただ安いウェブカメラだと綺麗に映らないので
ある程度高性能なウェブカメラが必要で
今だと
マイクロソフトのLifecamなどは
高性能で価格もそこそこでいいんじゃないかなと思う。
レンズやセンサー性能が低いモデルだと
暗いと映らなかったり光の具合だと映像が破綻したりするから。
もっとも新しいウェブカメラを買って
ネットワークカメラにするくらいなら
ネットワークカメラ自体を買ったほうが便利でいいと思う。
あくまで余っているウェブカメラの再利用ということで・・。
そういえば昔はデジカメに
ウェブカメラ機能ってあったな。
USB接続でPCとつなぐとウェブカメラになるってやつ。
今はそうした機能はないのかな。