9月下旬は2冊の本を読んだ。
1冊は御嶽山の噴火に頂上付近で巻き込まれながらも
なんとか無事に降りることが出来た登山ガイドさんの本。
運もあるけど冷静になり状況を判断する能力や
日頃からの備えなどの重要さが分かる。
もう1冊は遭難から救助され生還したケースを紹介した本。
様々なケースをドキュメンタリーちっくに紹介している。
軽装で遭難した人もいれば十分に備えてたけど遭難してた人もいる。
でもほとんど全ては道迷い。
山では道に迷ったら死に繋がるということを痛感させられた。
こうした本を読んでいたから
山へ行くのが怖くなったがまあ行ってきたけど
日頃から十分な備えをするとともに無茶はしないことが重要。
装備もスケジュールも余裕をもって行動すること。
あと必ず地図は持つこと。
間違った道に迷い込んでもそれが間違いだと気づけば元に戻れる。
それは今自分がどこにいるか把握すること。
方位をチェックして地形と地図から現在地を把握。
そして自分の進路が正しいか判断する必要がある。
道にそう迷うかと思ったけど僕自身1度迷ったことがある。
立山の山小屋でバイトしてた頃に
立山縦走して剣岳へいったことがある。
その時立山を縦走した後真砂へ向かうルートをロストした。
とんでもない登山道とはいえない道を通ったけど
基本尾根という意識で正しいルートに戻ることが出来た。
深夜の山歩きだったこともあり周りが真っ暗で
視界がきかなかったことも道迷いの原因と思われる。
昼間だったら絶対に迷わないけど周りが見えると迷うんだ。
遭難した人は夜を迎えてビバークを決断している。
紹介されてるケースは全て生還したパターンなので
無理に動かずビバークしたケースが多くみられるが
これは救助される可能性が高いパターンといえるのだろう。
日帰り登山だけど道迷って夜を迎えることはある。
そのためヘッドライトを持っていくなど常識だ。
山で夜を迎えるのは視界全てを奪われることを意味する。
怪我とかで動けなくなるケースもある。
快晴で雲1つなくても大雨に見舞われることもある。
(モンベル)mont-bell ストームクルーザージャケット
レインウェアは絶対欠かせない。
ただヘッドライトやレインウェアなどは
当たりまえの装備で今回の本では全員当然のように持っている。
逆に言えば持っておらず遭難した人は生還しなかったケースもあるんだろう。
さて非常食は重要だ。
紹介されたケースの1つは17日間も救助されるまで時間がかかった。
既に捜索は打ち切られていたが偶然釣り人に発見されたんだ。
このケースはニュースで見た記憶があるけど
マヨネーズが命を救ったというものだ。
高カロリーのマヨネーズによりなんとか飢えずに長期間生存して
それが救助につながったと。
大塚製薬 カロリーメイト ブロック フルーツ味 4本入り×10個
非常食はしっかりと持っていくべき。
何があるか分からないから万が一は考慮するべき。
カロリーメイトとかもっと買っておかないとなあ。
"生還"の本では多くがヘリコプターで救助される。
家族が連絡をしたり宿泊予定の山小屋が連絡したり
とにかく遭難届が出されて捜索される。
ルートなど救助の参考になるのは登山届の行動計画書。
これによりどこで遭難したか推測が出来て救助の可能性が高くなる。
岐阜県とか長野県とか山によっては条例で義務化されてるので
しっかりと登山届を出したい。
あと山岳保険などにも入っておきたい。
入ってないとヘリ救助で莫大な請求があとからやってくる。
とにかく無理をしてはいけない。
自分の体力を過信してはいけない。
思い付きで行動してもいけない。
生きて帰ってくるまでが登山だから。