OSMO pocketのススメ
- 2019.03.08 Friday
- 23:28
昨年終わりに発売されたDJIのOSMO pocket。
発売された当初は品薄となっていたけど
2月くらいには在庫も安定してきた。
ただ売れ行きは良いようで時折品薄になることもある。
【国内正規品】 DJI OSMO POCKET (3軸ジンバル, 4Kカメラ)
僕は1月中旬に購入して利用している。
ビデオカメラはもう使わないと売却処分してしまい
今後の動画カメラとしてはOSMO pocket1本で行く予定。
2月中旬の沖縄旅行では活躍してくれたけど
画質も良いし手振れもないし本当に良い動画カメラでおすすめ。
このOSMO pocketは
3軸ジンバルを搭載して4K動画カメラになる。
3軸ジンバルはスマホ用が有名でスマホ3軸ジンバルとして
DJIからはOSMO mobile2なども出ている。
【国内正規品】 DJI Osmo Mobile 2 (3軸手持ちジンバル)
17000円ほどと安いが別途カメラとしてスマホが必要でそれが高コストになるし
スマホは200g近くになるものもありその分ジンバルも大きくなる。
結果的にスマホ3軸ジンバルはコンパクトとはいい難いサイズとなっている。
OSMO pocketはコンパクトな4k動画カメラを一体化することで
圧倒的なコンパクトを実現しているもの。
コンパクトとはいえ4k60pに対応しており
ハイエンドスマホに匹敵する画質となっている。
OSMO pocketならポケットやカバンにも入れられるサイズで
旅行の際の撮影や日常的な利用においても重宝する。
OSMO pocketやOSMO mobile2に使われているという
3軸ジンバルってのはスタビライザーの一種。
昔のスタビライザーは重りやバネを使っていた。
ジンバルは電気式になり大幅に小型軽量化が可能になった。
ジンバルの中にはモーターが高速回転している。
高速回転するとジャイロ効果によりその軸が安定する。
自転車が倒れないのと同じ仕組みだ。
これを3軸に展開することでカメラの手振れを防いでくれる。
手振れ補正としてはXYZの回転軸を補正してくれるもの。
OSMO pocketの手振れ補正は凄く優秀だけど
歩きながら撮影すると身体の縦の動きに伴い上下に動くことがある。
これはあての動きはZ軸の動きなのだがこの上下の揺れは補正出来ないので弱点になりうる。
OSMO pocketの上位モデルであるDJI OSMOには
Z-AxisというZ軸の動きを吸収するアダプタが別売となっているが
さすがにコンパクトなOSMO pocketにはない。
止まってれば問題ないが歩きながら撮影する場合は縦の動きには注意が必要。
歩き方や持ち方を工夫することで抑えることは可能だ。
OSMO pocketは本体のメモリカードに映像を記録する。
microSDXCカードに記録することができる。
記録時間は記録モード次第。
1080/30pなら容量を抑えることができる。
4k60pだと約100Mbpsになり容量をかなり食うことになる。
ただ僕は4k60pで記録しているけどね。
64GBのメモリカードで約78分記録出来る。
普通に使うには問題ないのだが沖縄旅行前に128GBを購入した。
Samsung microSDカード128GB EVOPlus Class10 UHS-I U3対応
Nintendo Switch 動作確認済 正規代理店保証品 MB-MC128GA/ECO
128GBだと156分ほど記録することができて十分。
ちなみにmicroSDXCは高速書き込みに対応したモデルが必要だし相性もある。
V30クラスに対応しててもうまく動作しない製品もある。
うまく書き込めないメモリカードだとファームウェアーアップデートにも失敗する。
SamsungのEVOplusなら僕が64GBと128GBを使ってる限りは問題ない。
あとSandiskのExtremeも良いと。Transcendは相性問題が起きやすい気がする。
あと格安品は速度不足や相性問題が起きやすいので気を付けたい。
OSMO pocketのバッテリーだけど充電池内蔵となっている。
1080/30pだと140分の撮影が可能らしいけど
4k60pだとバッテリー消耗は大きい。
僕が使った感じでは90分くらいじゃないかと思う。
結構ON-OFF繰り返していたので連続なら100分くらいは行くかなと。
ともかく予備バッテリーがないので長く利用したいなら
給電や充電をすることになる。
OSMO pocketのグリップの底にUSB Type-Cスロットがあり
ここが充電用端子となっている。
モバイルバッテリーなどを接続すれば充電できる。
(10000mAh 最小最軽量 大容量 モバイルバッテリー)
【PSE認証済/PowerIQ搭載】iPhone&Android対応 *2019年2月時点(ブラック)
充電は5V2Aの10Wまでの対応となっている。
それ故に18W対応の製品を使ってもあまり意味はない。
今売られてる多くのモバイルバッテリーは5V2.4Aの12W対応なので
概ねどれでも急速充電には対応してると言えるだろう。
USB Type-Cケーブルは本体に付属してるけど買っておくと良いかと。
4k60pで連続的に動画撮影をしてると
本体はそれなりに熱をもってくる。
沖縄旅行ではかなり使ったけど発熱で本体保護のため停止になることはなかった。
スマホで4k動画撮影すると10分以上撮影してるとよく停止するけ
OSMO pocketは10分とか15分とか撮影したけど大丈夫だった。
ただ30分とかは分からない。
一応カメラの後ろに放熱フィンがついてるけど
この部分が熱くなるということなのだろう。
ビデオカメラなどでも光学ズームを使うシチュエーションはあまり多くはない。
ズームを使うときは三脚を使ってじっくり撮影することが多くて
それならデジカメ動画でもある程度問題なく撮影出来る。
手軽な動画撮影なら圧倒的にOSMO pocketが便利で行楽などの際におすすめだ。
旅の思い出などを動画にどうやって残していくかは課題と言えるけどね。