サーチライトってのは
指向性の強い光を放つライトだと僕は認識してる。
いわゆるスポット照射で集光した光を狭い範囲に照らすもの。
学生のころ体育館にサーチライトは備えていて
舞台上を照らしたりしていた。
あと昔は空を照らすサーチライトなども良くあったんだな。
最近は光害とやらであまり行われてないけど
アドバルーンの光版みたいなのが行われたりいたりする。
ハンディLEDライトでのサーチライトの場合
集光がとても重要になるのでリフレクターが重要になる。
このOHMのサーチライトは巨大なリフレクターを持つ。
LEDから拡散した光をリフレクターで集光して
遠く前照らそうというものになる。
昔売られていた大型の懐中電灯などは
たいていどれもサーチライトとして売られていた気がする。
今はLEDだからそう多くはないけど
こういう感じの製品が多数あった。
ただLEDライトではそれほどサーチライトは多くはない気がする。
LEDってのはハロゲンやキセノンなどに比べて
チップから直線的な光を放つ。
それ故にリフレクターでの集光の効果はそれほど多くない。
また昨今多数のLEDを搭載した製品が出てるが
LEDが増えるとリフレクターを設置する場所がなくなり
またサーチライトには不向きなんだ。
だからLEDライトが登場してしばらくは
遠距離照射に向いてるサーチライトは全然出てこなかった。
LEDは近距離専門だったんだ。
それが高出力ライトが出るようになってから状況が変わる。
5Wや10WのLEDなら強力な光を放つようになり
車のヘッドライトとして使えるようになり
さらに超遠距離ライトなども増えてきた。
ただ遠距離と近距離爆光の両立は難しい。
近距離を強力に照らすなら
強力なLEDチップを複数搭載する必要がある。
例えば最大10000ルーメンを誇るTN36 2017。
ThruNite TN36 2017 LED フラッシュライト
強力で大型のLEDチップを3つ搭載する。
この1つのチップをよく見ると4つのLEDが搭載されてるようだが・・・。
ともかくそれで強力な光を放つがリフレクターが最低限なので
最大照射距離は319mに過ぎない。
一方でThruNite TN42はLEDチップは1つしか搭載しないが
巨大なリフレクターを備えて深い位置にLEDを搭載する。
ThruNite® TN42 は最新 CREE XHP35 HI*1
MAX照射距離 1550m (TN42 Cool white)
その結果最大照射距離は1550mを誇る。
TN36 2017の約5倍だ。
このTN42に関してはサーチライトといえるだろう。
最近思うんだけど
昔は明るい懐中電灯を買ったときどうしてたか。
それは遠くを照らしていたんだなあ。
遠くを照らしてあんな遠くまで光が届くってことで
凄く明るいライトであることを認識していた。
いわゆるルーメンとかの値でいったら
部屋を照らす蛍光灯のほうが上だったかもしれない。
でも魅力はやはり遠くを照らせることだった。
サーチライトこそライトの醍醐味が詰まってるんじゃないかな。
OHMの強力サーチライトでも買ってみるかな。
されはHiモードでも270ルーメンとたいして明るくなさそうだが
あれでどこまで光が届くのか興味深い。
巨大なヘッドが男心をくすぐられるからな。
辺りはだんだん暗くなり・・・歩いても歩いても、人の姿を見かけない・・・廃村のような所に迷い込み・・・
携帯電話も通じない・・・・
こんなとき、どんなライトをポケットに忍ばせておけば心強いかなぁ・・・