デジカメの動画の多くは
MotionJPEGというフォーマットを利用している。
最近はMPEG4やH.264も増えてきているけど
それでも主流は今でもMotionJPEG。
このフォーマットの詳細はまあどうでもいいとして
この動画の場合QuickTimePlayerが必要になるので不便。
とはいえいろいろとやり方はあるようで
これまでもffdshowを使ってWMPで再生できていた。
ところが今回Panasonicのデジカメを購入して
これまでCANONのIXY50では出来ていてWMPでの再生が出来なくなった。
冒頭再生できたかと思えたその後は真っ暗。
GOMプレイヤーでは再生することが出来る。
IXY50は拡張子がAVIでFX07ではMOVとなる。
この拡張子の違いがファイルフォーマットの違いなのかはわからないが
どちらもQuickTimePlayerでは問題なく再生することが出来る。
同じMotionJPEGでも微妙に違いがあるようだ。
今回問題になったのは再生出来ることではなく
Windowsメディアエンコーダー9で変換出来なくなったこと。
これまではWindowsMediaエンコーダー9とAzWM9SFを使って
IXY50のAVI動画をWMVへ変換していた。
容量の大きなMotionJPEGファイルでは内蔵HDDに保存するには
あまりに大きすぎるから。オリジナルは外付けHDDやDVDに入れておけばいい。
しかしIXY50で変換出来ていた動画だがFX07の動画は変換出来なかった。
これまでAzWM9SFを用いてWMVへの変換を行う際には
ffdshowがかかわっていたことからこのフィルターを使って
動画を読み取り変換していたと思われる。
上記の再生においてもFX07の動画はffdshowを使っての
Windowsメディアプレイヤーでの再生は冒頭しか出来なかった。
変換して出来た動画も冒頭のみだった。
つまりffdshowがPanasonicのFX07のMotionJPEG動画に対応していないようだ。
GOMプレイヤーでは再生出来るのでこれをDirectShowフィルターに
設定出来ればいいけどさっぱりわからない。
QuickTimeProを買えばまあ変換出来るんだろうけど
これだけのために3400円払うのもどうかと思って躊躇。
いろいろ考えて探して試行錯誤した結果1つのフリーソフトを発見。
"
QuickTime Alternative"と呼ばれるソフトで
これを使えば出来そうだった。
まずffdshowのアンインストール。これは問題ない。
その後QuickTimeをアンインストールする必要が出てくる。
QuickTimeはiTunesをインストールする際に入れたんだけど
これを削除することでiTunesに影響が出ないか心配した。
でも結果的にはなんの問題もなかった。
iTunesの起動も音楽の再生も問題なく出来ている。
そして肝心のFX07の動画の変換も出来るようになった。
その後他の動画ファイルの変換も行ってみた。
IXY50もDSC-MZ3の動画も無事に変換することを確認できた。
ただこれまでのffdshowを使っていた時との違いをいくつか確認。
変換の設定は以前と全く同じ。
なのに変換された動画の容量が以前の8割ほどになっている。
一方で変換にかかる時間は以前よりも長い。
具体的に以前がどうだったか覚えていないが
1.5倍以上はかかっているような感覚がある。
画質の違いは正直何度も見比べてみたけどわからなかった。
ただ"QuickTime Alternative"のほうがコントラストが若干低い。
全体的に僅かだが白のフィルターがかかっているように感じた。
ただ本当に若干で何度も見比べてそう思う程度なので
まあたいして差はないんだろう。
まあ面倒だったQuicktTime動画が扱いやすくなったのは良かったかな。