HDDのデータ整理と価格高騰
- 2011.10.31 Monday
- 00:03
10月中旬からタイの洪水の影響で
ハードディスクの価格がかなり上がってます。
まあ当初は様子見でジワジワと上がっていたけど
その後長期化の様相を見せてきてから一気に上がりました。
今後どこまで上がっていくか不安です。
個人的には影響が年内なら問題はありません。
年内にHDDを購入する予定はもうなかったから。
旧正月くらいまでなら大丈夫なんですが
春までとなるとかなり問題が出てきてしまいます。
その頃にHDDの価格がどうなっているかわかりませんが
とりあえず今できることは今やっておこうと
週末はデータ整理をしていました。
HDDのデータ整理ですが基本は空き容量の確保です。
データにも重要度があって例えば録画データ等は
気になって録画したけど見るに値しなかった番組などは
重要度は非常に低くなってます。
こうした番組は録画しても残さず消してしまいます。
残す番組でも重要度に違いはあって
僕の場合は紀行番組は高くなっていて
ドラマは低くなります。
ドラマの場合は再放送やメディア化(DVDやBD)などで
後から見られるチャンスが非常に多いので
無理に残す必要はなかったりします。
もちろんそうしたものにお金をかけないために
お気に入りのドラマは残したりしますけど。
また放送当時は盛り上がって見ていた番組も
その後興味を失ってしまうものも少なくありません。
中にはもうこの番組絶対見ないってものも多くて
そういうものを今回消去して容量を確保しています。
このデータ整理だけど内容を見ることが多いので
時間がかかるのが難点です。
時々やけになってフォルダごとバサッと切り捨てることもありますが
基本は内容をチェックして残すに値するかを判断します。
元々これまで残していたデータなので少なからず残す理由があるわけで
HDDに余裕がある時はとりあえず全部残そうとの判断になるわけです。
今は余裕がないからシビアな判断ができます。
こういう時の判断を経てさえも一生見ないデータは
多く出てくるわけでいかに無駄が多いかが分かります。
ただ無駄だと思っても無駄じゃなくなるのもあるから消せないわけです。
HDDの価格ですけどこれを書いている
30日の日曜日の時点ですけど
2TBが7480円前後で3TBが12980円前後で売られてました。
2TBの特価品6300円が金曜日に出ててそれが残り2個でしたが
目の前で1個売れていったから残り1個でしょうか。
価格.comなどだと2TBが9800円で3TBが14800円になってます。
これは回転が速いネットショップや秋葉原の店舗での価格で
回転が速いが故に既に在庫が切れて
今は最近入ってきた商品ということになるのでしょう。
つまり2TB1万円、3TB15000円という価格は
いずれ全国的にこの価格に向かっているということもでもあるでしょう。
実際Twitterなどを見ても仕入れ価格はこのくらいになっていて
その上で年末にかけてはさらに上昇傾向ということで
3TBは2万円超えも出てきそうということです。
HDDの買い時ってのは難しいもので
例えば今地元ショップの店頭価格である
2TB7500円、3TB13000円としてこれが買いなのかというと
難しい判断になります。
つい2週間前には2TBが5500円、3TBが9000円まで下がってました。
これと比較すると価格高騰でとても買えない価格となります。
しかし今後さらに上がるとなると話は別です。
問題はどんな価格の推移をするのか読めないことにあります。
もし2012年の3月の時点で
2TBが15000円、3TBが25000円とかの価格がついていたとしたら
今のHDDの価格は即買いと言えるでしょう。
3月とは言わず2月にその価格でも買いとの判断になります。
年内に購入予定はないのですが来年の3月までなら
少なくとも2TB以上を1台買う必要が出てくるだろうからです。
しかしタイ洪水が11月に終息し工場の復旧が早く進み
来年1月に全面再開し在庫が2月に復活して
2TBが6000円、3TBが1万円まで下がってきたとしたら
今の価格では見送りということになります。
もちろん望んでいるのは後者ですが前者になる可能性はあります。
とはいえ僕個人で言えば5000円が1万円になってもその価格差は5000円。
まあたいして大きいわけではないのですが
例えばPCショップやPCメーカー、周辺機器メーカーのバイヤーなどは
それが業務であり利益に大きく直結する部分ですから
その選択は重要になってきます。おそらく購入を絞るでしょう。
今外付けHDDの価格は下がっていて今回の値上げの影響はあるものの
まだかなり少なくなっています。
Amazonでは2TBは8000円前後が相場で
それは秋葉原やネットショップにおける2TBの内蔵HDDの価格を
下回っている状態です。本来なら内蔵HDDより外付けHDDのほうが
2000円くらい割高なんですが今は逆転してしまってます。
この状態は長続きしないでしょう。
いずれ在庫がなくなれば外付けHDDの価格は上がって行きます。
それ以上にメーカーが高くなったHDDの購入を控えるため
外付けHDD自体の在庫が少なくなっていくでしょう。
もし内蔵HDDじゃなく外付けHDDを買おうという人は
今がまさに買い時だと思います。
年末にかけて価格は上昇していくでしょう。
そして在庫も減ってくるはずです。
来年春にもし内蔵HDDの価格が元に戻っていても
外付けHDDの価格が戻るにはタイムラグがあり
もう少し先になります。
内蔵HDDが今が買いかは分からないけど
外付けHDDをここ半年で購入予定なら今は買いでしょう。
しかしここ2週間のHDDの価格上昇は尋常じゃないんですが
なぜここまで急騰したんでしょうか。
確かにHDDの生産は止まっていますが
相当数の在庫があるはずです。
一説によれば年末までの在庫はあるという話です。
だからまあ年末になって0になって高騰するなら分かるけど
この価格高騰はどういうことなんでしょう。
需要と供給のバランスが崩れたことが1番でしょうか。
これまではPCメーカー等やHDDメーカーに対して
どこが一番安く売ってくれるのかと競争を煽り
安く売ってくれたところから大量に買うというスタイルでした。
それは外付けHDDメーカーも同じで
そこからバルクHDDが自作PC市場に流れてきてました。
しかしタイの洪水で工場が被災して生産がストップします。
するとメーカーはHDDの確保に奔走することになります。
ここでHDDメーカーとの立場が完全に逆転。
PCメーカーはHDDメーカーに対して他社より高く買うから
今ある在庫を全部くれとか言い出すわけです。
つまり既存在庫の購入競争が始まります。
その結果価格は一気に上昇。
これまで自作市場に流れてきたHDDがほとんどなくなり
供給不足で価格高騰。そんなからくりでしょうか。
日本ではそんなことないですけど
特にアメリカでは11月から12月にかけては
1年で一番買い物をする季節になります。
PCもこの時期に半端無く売れることでしょう。
その売れる時期に在庫がないことは致命的です。
アジアでも旧正月の時期に売上を伸ばします。
しばらくは需要が高い状態が続くでしょうから
価格の大きな下落はないと思います。
供給の方はWD自体は影響が大きく元に戻るのは
来年春くらいでしょう。ただその前に他の国の工場が
増産に入るでしょうからもっと早い時期に生産は増えるはずです。
まあ問題はHDDの部品でこれがどれだけ被災してるのか
分からないんだけど生産再開との情報もあるところを見ると
それほどダメージを受けてない状態と判断。
まあ今はタイ国内流通がストップしてて配送できない状態でしょうから
洪水がおさまってくればスムーズに流通出来るとして
12月くらいから他社工場の生産が増えるとして
来年2月くらいには下落傾向になると僕は思います。
年末年始は今よりも価格は上がっていると思います。
上がっているどころか在庫がほとんどない状態かと。
来年3月に2TB8000円、3TB12000円くらいかなと。
希望的観測で言えば供給増えたことで価格下落が進み
来年夏には2TB5000円、3TB8000円、4TB1万円とか
そんな感じになってくれるといいなと思ってますがどうなるやら。
とはいえタイの洪水以外の別の問題が
それまで起きているような・・そんな予感もあったりする。
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