今回ネットオークションに出品され落札されたけど
いくつかの課題が出てきた。
10年以上ネットオークションを利用していて
これまで何度も直面した課題だったり
あるいは今まで気にはなってたけど放置してて
今回質問で改めて問われた課題など。
いろいろと考えてみたい。
■発送方法
ネットオークションにおいて送料を負担するのはたいてい落札者だ。
送料無料のものは別として通常は落札者負担になる。
しかし送料は発送方法により大きく異なり
例えばメール便なら160円とかだが
クロネコだt配送地域によっては1000円近い場合もある。
この差は届くまでの日数や補償、受け渡し方法などの違いになる。
落札者として送料負担は出来るだけ軽減したい。
だから多くの落札者は安い発送方法を選択する。
まあそれはいいんだけど
ある程度の価格のものはそれなりの配送方法で送るべきかと思う。
でもそうじゃない人もいるわけだ。
今回はこっちから連絡する前に落札者から連絡が入っており
発送方法を指定してきていた。
発送方法の選択権は送料を負担する落札者にある。
だから対応できる範囲内では対応するのだが
今回は1万円は超えないけどそれなりの価格で落札されたもので
安い発送方法を依頼してきたことに戸惑ってしまった。
その場合だが断ることはないが注意書きが必要だ。
その内容はもし配送時にトラブルがあっても
一切責任は負えませんよというもの。
要するにその発送方法を選んで何かあっても選んだ
落札者あなたの責任なので文句は言ってこないでねというのを
遠まわしに書いたもの。
個人的に過去配送事故等のトラブルはない。
ただ+200円ほどで最上級の発送方法になるわけだし
全体的に見たらたいしたことない気がするけどどうなんだろう。
もっとも出品者と落札者では意識の違いはあるだろう。
落札する人はいろんなオークションからそのオークションを選び
100円単位で入札して落札したもの。だから100円に対しても意識が違う。
細かな競り合いで落札したものなのだから
送料にも安さを求めてもまあそれは仕方のないことなのだろう
■ネットショップと保証書
ネットショップで購入した場合は保証書に何も記入されていない。
書いてくれるところもあるけど大手は全く書かれない。
書く手間を省くためとか返品された時に商品価値を損なわないためとか
言われているけど対応はネットショップによってまちまちで
販売店シールを添付するところもあれば何もないところもある。
Amazonは何も無い。納品書&領収書が購入証明になるとか
そんなことが書かれている。
こうしたネットショップで購入したものをオークションで売る時
保証がどうなるのか正直分からない。
領収書を添付するわけにもいかないので
未記入の保証書のみとなる。購入証明となるものはない。
お店のシールがある場合もあるが日付など書かれていない場合が多い。
今回保証期限はいつまで有効ですかと質問が来た。
結局質問に気づいて返答する前に落札されてしまったのだが
さてなんて答えれば良かったのだろうか。
保証書だが譲渡したところで保証書の効力がなくなるわけじゃない。
だから本来お店がしっかり記入してくれていれば保証書は有効だ。
でもネットショップの場合はシールや納品書で済まされる。
その場合保証書の扱いはどうなるんだろうか。
厳密には保証書の記入がない場合は
購入を証明する書類が求められるだろう。
今回オークションで売却したものに領収書は添付しない。
つまり購入日などを証明出来ないので保証書は有効ではなく
保証は受けられないことになる。
ただその辺りはメーカーとの交渉次第では変わる。
例えばそれが昨年12月発売のものだとしたら
保証書がなくても購入日は12月以降だということが分かる。
以前あったけど購入日の証明が出来ない場合は
発売日が保証のスタート日になるようなことを見たことがあるが
それらはメーカーによって対応が違うかもしれない。
厳密にはと書いたのは訳がある。
今回知ったのだがネットオークションでは
あえて保証書が未記入のものを求める人が多いということ。
それは何故かといえば日付を自由に決められるため。
お店によっては販売店シールで対応する場合がある。
結構そうしたケースが多いのだがこの場合は
そのシールはどの保証書にも使えるわけだ。
例えば2011年1月1日に買った1年保証のものがある。
保証書未記入で1月20日に壊れてしまったと。
この場合は本来なら保証期限切れなのだが
例えば2011年10月1日の販売店シールがあれば
それを利用してしまえば保証期間内として見られるわけだ。
10年とか20年前の1年保証を今使うのは無理があるが
数年なら融通がきくとみることが出来る。
あらためて質問に戻る。
今回の質問者がただ保証期間を問いたかったのなら
今年3月末までということになるだろう。
それは領収書がないので発売日が保証開始になるから。
でも保証書の記入の有無を問う質問も過去あった。
あの時は全く意図を理解していなかったけど
未記入保証書を求めてる人もいるというのも事実だろう。
まあもし質問に答えていたとしたらどうしてたかな。
・・・・・
今回直面した課題は以上の通りだが
他にも考えられる課題あるいは過去の問題を考えてみたい。
■メールアドレス
今はネットオークションでメールアドレスは必要としてない。
自分でも教えないし相手にも問わない。
ただ昔は取引ナビがないのでメールアドレスが必要だった。
以前といってもかなり前のことだが
取引に際してプロバイダメールアドレスの提示を条件としていた。
商品の情報のところに取引の条件として書いていた。
昔は詐欺などが多かったので身分保障の拠り所として
プロバイダメールアドレスを利用していたから。
ただほんの一部だが反発があったのは事実。
あの頃は少し意地になっていた部分もあったなと少し反省。
■発送先を間違える
以前1度だけあったこと。
あの時は1週間に15点ほど出品していたので
終了日の翌日は発送作業が大変だった。
どれがどこに送るかは宛名ラベル印刷を利用してたけど
その時に間違えてしまった。
郵便局から帰ってきて気づいて大ピンチ。
幸い郵便局にまだ荷物があり変更することが出来た。
もし行ってしまってたらどうしてたかなと考えると冷や汗が。
1000円くらいのものだったので返金で対応するかとか
とりあえず間違えて送ったところに本来のものを送る時に
宛名ラベルと切手付きの封筒を同封して
送ってもらおうかとかいろいろなパターンを考えたりした。
今は少ないからそんなことはないが何度も確認する。
■付属品の有無
出品時に付属品はしっかりとチェックするけど
漏れてしまうこともある。
あるいは発送時に確認したらなかったとか。
出品後落札前に付属品の不足を確認したら
商品の情報で説明をする。
入札がなければ場合によっては1度取り消しして
修正した後に再出品をすることが多い。
ただ落札されて梱包時に発覚した場合は対応が難しい。
商品において致命的な付属品がない場合は気づくが
例えばデジカメにおける映像ケーブルなどは全く利用せず気づかない。
マザーボードなどは付属品が多くてSATAケーブルが1本なかったりとか
そんなこともないこともない。
届いてからクレームになるのが一番問題なので
まずは状況を説明する。
そして落札者に選択肢を提示することだろう。
マザーボードでSATAがケーブルが1本なかった場合。
1.別途新品のSATAケーブルをつける
2.オークション取り消しをする。
3.場合によっては減額する。
僕が落札者だとしても同等品をつけてくれれば問題はないが
あとからのクレームになるのが嫌なので早めに対処をする。
■連絡なし
今はほとんどないけど昔よくあったのが落札後連絡なし。
取引評価がなかったりマイナスの人には
あらかじめ警戒して対応するから実害はないんだけど
昔はそうした嫌がらせのような落札が結構あった。
落札されればメールアドレスの情報は相手に届く。
オークションで使ってるメールアドレスは今も利用してるが
スパムメールは1ヶ月に1600通ほど来ている。
迷惑メールフィルタが防いでくれてるが
過去のそうした人の中にメールアドレス収集目的の人が
きっといたからだろう。
最近は連絡なしということはなくなったが
先日は連絡が遅いことがあった。
評価を見たら返信がないことでの悪い評価もあったが
一方で問題なく取引をしてる評価のほうがずっと多かった。
夜に落札されて返信が来たのは翌々日の朝だった。
36時間後くらいに返信が来てその後はスムーズに取引出来た。
出品者の中には落札後24時間以内に返信がなければ
落札者を取り消すという人もいる。案外多いかも。
僕自身も以前は商品の情報に24時間以内返信してくださる方のみ
入札してくださいと書いていた。今は面倒だから書かないけど
人相手の取引なので待たせないのはマナーだとは思うんだが
逆にそれを強要するのもどうかなとか思ったりする。
人それぞれ都合というものがある。
入札時は暇だったけど商品の終了日は旅行してたりとか
そういう場合もあるだろう。
その場合は入札前に質問欄からもし落札したら
連絡が遅れますけどよろしいでしょうか?のようなことを
知らせておくべきだろう。
ただそれを強要は出来ないんだなあ。難しい。
理想と現実というものがあるから難しい。
今回は無事問題なく取引できそうだ。