VHF-Lowマルチメディア放送とNOTTV
- 2014.06.30 Monday
- 23:14
アナログテレビ放送が停波して
その空き周波数において新たな放送サービスが始まる。
VHF-Lowはかつてのアナログ放送の1~3chだが
この周波数でスタートするのが
V-Lowマルチメディア放送だ。
FM TOKYO出資の企業が推進しており
企業の出資を経てその資金を元に基地局の建設に乗り出すようだ。
そもそもVHF-Lowマルチメディア放送は
ベースになるのは無料のデジタルラジオ放送で
今の放送よりも高音質でクリアな放送を楽しめるようだ。
5.1ch放送も予定されているらしい。
それと同時にデータ放送も行われるようで
ストリーミング型と蓄積型のデータ放送により
ニュース、天気予報、交通情報などを配信したり出来るようだ。
昔の見えるラジオが目指した世界だろうか。
あとデジタルサイネージでへの配信も考えてるらしい。
デジタルサイネージは最近よく聞く言葉だ。
これは電子看板。
最近増えている街中での電子広告などがそれだ。
紙の広告と違って張替えが必要なく
時間帯により広告を変えることが出来るなど
広告効果が高いのが特徴で最近多くの企業が参入してる。
このVHF-Lowマルチメディア放送では
デジタルサイネージへのデータ配信を検討してるようだ。
放送開始は2014年11月。
放送の方はまず今年福岡県から開始して九州全域に広げ
2015年になり近畿、関東、中国四国、東海と
エリアを広げていき2018年には普及させたいようだ。
問題はチューナーの普及だろう。
チューナーは無料配布したり
スマートフォンへの搭載を目指しているようだ。
カーナビにも搭載されていくことだろう。
ワンセグ放送やFMラジオなどの機能とともに
チューナーを搭載してもらって普及を目指すのかと。
あと問題はコンテンツ。
そもそも放送事業者は東京FMは当然として
各地域にどれだけ出来てくるかが課題だろうか。
JFN系の放送局が参入するかもしれないが
地方の放送局にそれだけの資金があるかどうか。
あと現状はJFN系は各都道府県レベルで存在してるが
放送エリアの問題など課題は山積みかなと。
それこそ大都市限定の放送になってしまう可能性もあるかと。
NHKあたり参入してくれるとメリットは大きそうだけど
そのためにはチューナーの早期普及が不可欠だろう。
ところでアナログテレビ放送の
空きチャンネルを利用した放送としては
既に開始しているNOTTVがある。
これはVHF-Highの周波数を利用しているサービスだ。
このNOTTVだけど7月からそのチャンネルがガラリと変わる。
従来は完全有料放送で3つのチャンネルがあった。
視聴料としては月額432円が必要だった。
しかし7月からは
NOTTV1/NOTTV2は有料放送だが
NOTTV3/NOTTV4は無料放送となり
受信契約をしていなくても見ることができるようになる。
つまり対応した受信機があれば2つのチャンネルは
見ることが出来る。
NOTTVは対応したスマートフォンやタブレットで
見ることが出来る。
ドコモが主体となっているためドコモ端末で対応してる。
安価に見たいなら
白ロム価格の安いF-03Eがオススメだ。
ただ画面が少し小さいかもしれない。
やや古いがL-06Dなどは
安くて画面大きくて試聴するのに最適じゃないかと。
ドコモのSIMカードがなくても
Wifiなどでネットに繋がりさえすれば
初期セットアップは可能で視聴することが出来るようだ。
有料プランに加入する場合も
ドコモSPモード決済でも可能だし
普通にクレジットカード決済でも契約可能だ。
とりあえず無料放送が始まるし
僕は見てみようかなと思う。