今年はドラグラともに最悪のシーズンだった。
ドラゴンズはよくなく途中で谷繁監督解任。
セリーグは広島独走になったので2位のチャンスはあったが
失速して結局は最下位。
グランパスも序盤から下位にしずみ勝てない時期が続く。
そして小倉監督解任。
その後闘莉王が戻ってきたりして状況は改善しつつあったが
最後で勝ちきれずにJ2降格となってしまった。
はっきり言ってどちらも全然駄目だったなあ。
ドラゴンズに関しては投打ともに駄目だが
特に投手陣がよろしくなかった。
頼りになる先発陣が圧倒的に少なく
中継ぎ・抑えも一部メンバーに頼り切り。
打たれまくるけど使わざるを得ない選手も多くて
特に中盤以降の失点は多かったように感じる。
つまり接戦に弱くなったと。
以前のような盤石な中継ぎ抑えはどこへ行ってしまったか。
打撃陣も序盤はビシエドが打ちまくっていたけど
途中から打てなくなってしまった。
ビシエドしか打ってない状況だったから
打てなくなってからチームも勝てなくなってしまった。
月刊ドラゴンズ 2017年 01 月号 [雑誌]
広島なんかと比べると戦力差が大きく感じたが
それは今年だけの話だけでなくて
過去5年くらいの集大成でもあり
ある意味過去5年を振り返るとドラゴンズ弱体化が見えるかなと。
グランパスは失点が多かったなと思う。
得点力は重要だけど失点がなければ負けることはない。
その失点の多さは守備陣の崩壊。
やはり闘莉王が抜けた穴は大きかったのかと思う。
守備を意識した監督ならいいのだろうが
元々FWで指導実績もない小倉監督では
荷が重すぎたのではなかろうか。指導者は重要だなと。
そんな負け続けることが不協和音を呼び
さらに負けが重なる負の連鎖になってしまったのでは。
月刊Grun(グラン) 2017年 01 月号 [雑誌]
終盤は上位チームとの差はあまりないように感じたが
それでも中盤までを見ると100回やっても1度も勝てないほど
差はあると感じていた。個々の力ではそれほど劣ってなくても
チーム力で劣っていたのかなと思う。
ドラゴンズとグランパスと
共に名古屋のチームが下位に沈んだ2016年シーズン。
これは偶然ではないと思う。
最近思うのは名古屋民の地元離れ。
東海地方は地元重視だとこれまで言われていたが
この10年を見ると決してそうではない。
むしろ地元軽視の傾向が非常に強く見られて
特に札幌、仙台、広島、福岡など他の地方都市と比べると
それが顕著だと感じている。
むしろ岐阜や三重北部の人のほうが
名古屋圏としての意識が強いように感じる。
その現況は名古屋人の全国区をありがたがる気質。
最初は地元のものが全国で受け入れられて有名になるのを
喜んでいたのだが
それが逆に全国のものが名古屋に入ってくるのを喜ぶようになり
結果的に地元軽視につながってしまっていると思う。
みんなドラゴンズとグランパスファンだったのに
広島ファンや日ハムファンなどが増えている。
これは一番はマスコミにあると思う。
名古屋のマスコミに地元重視があまり見られない。
例えばタレントなども最近は全国区で売れた人を採用してる。
その結果地元タレントが廃れて育たなくなってしまった。
札幌、仙台、広島、福岡などは地元タレントが育って
地元の言葉で地元民に人気を得ているのに
名古屋ではそれがない。
むしろ有名人が名古屋に来て番組を持ってくれることに対し
それが名古屋の格が上がったと勘違いしている。
そのことがこの10年くらい続いていろいろ大きな影響が出てきてる。
ドラゴンズやグランパスを変えていくには
もちろんチーム改革などは必要なんだけど
それだけじゃなく地域がみんな応援するムードを
作っていく必要があると思う。
それは地方都市として名古屋が地元回帰をして
地元民が地元チームや地元タレントを応援出来る流れを
作っていく必要があると思う。
ドラゴンズなんか明らかに観客動員減ってるし
グランパスも降格回避へと盛り上がったのは一部の人。
もっと地元で大騒ぎになるべきでそれがなかったのかなと。